南ア・団子沢山

その先は緩い広い尾根で山梨百林"高谷山の人工シラビソ林"？を抜けるが、右手木の間から白峰が 見えて、気持ちの良い尾根。広々とした大木のあるピーク（カンバ平？）につく。
その先に１段低い黒木の峰が団子沢山。３人と離れたし、またヤブ尾根で下り登りがあるので、 私はここまでとしてムラトに携帯電話して"戻るよ"と言っておく（最近このパタン）。
（団子沢山までヤブはそれほどでもないが登りが段々でけっこうあり山頂がはっきりしなかったとの事） 戻ってさっきの展望ピークで山を眺めてると３人が戻ってきた。で、モモカン食べる。
対岸の大崩頭山の支尾根から野呂川に降りるカッパ沢に下部に滝が数ヶ見える。源頭は大ガレ。 高谷山の登りが急なヤブ尾根でけっこうきつい。笹で顔にひっかき傷作る。
下りもツボ足で来た人がいて穴だらけで歩きにくい。峠で今日初めて人に会う。４０分で駐車場まで。

帰りは芦安の金山沢温泉（人工壁の所、風呂場せまい）に入り帰るが、中央高速で渋滞につかまる。
"小仏トンネル〜中野トンネル20km渋滞"とあったが笹子〜大月と流れてたので上野原くらいまでは 流れてるだろと思ったら談合坂はるか手前でのろのろになってしまった。結局上野原でおりて 秋山宮ヶ瀬経由で帰る。藤沢21時着。中央も上りが新３車線下りが従来の４車線になりトンネルも 直になったのでかえって帰りの大渋滞が起きやすくなったかもしれない。大月〜上野原間は逃げ場なし。

下の方は雪が少なかった。
しばらく登り始めてから雪を踏むようになった。
夜叉神峠では、この峠に来たのが私は初めてだったので、
勧められて、みんなが休憩している間に小屋まで行ってきた。
峠からは５分くらいあがる。
小屋のあるあたりは広々と開けており、非常に見晴らしがきき、
しかも誰もおらず静かで気持ちがよかった。

この日は非常に暖かい日だった。（気温１０度以上）
空は薄雲が張っていた。
聞こえるのは鳥の声と風の音だけ。
南風、というよりは西風なのだが、風が高いところで結構ゴウゴウと
なっていた。空気はかなり乾燥しているように感じた。

カンバ平では、調子良さそうに先行していたムラト君がいきなりそそくさと戻って
きた。
どうしたんだろう？と思ったが、、、、結局、ク○ではなかったようだった。

ところどころ、山の主みたいなぐねぐねとした大木があった。

団子沢山へあがるところは、私は遅れ気味になってしまった。
天気もいいし、空気もいいし、一人でゆっくり歩くのは嫌いではないのだが、
そう思ってゆっくり歩いていると、、先ほどの動物の話を思い出して
すこしばかりこわくなった。
団子沢山への登りは、ムラトくんのラッセルの後が結構大変そうだった。

団子沢山の頂上には、温泉マークの書かれた六角形の板のみ。
大きな木が２本生えているが、そのほか木が茂っていて
見晴らしはきかなかった。


金山沢温泉は、洗い場は３つしかなく、混んでいると使えなさそうな
温泉ではあったが、幸いすいていた。またお湯は非常に気持ちよかった。

帰路は、高速道路でＳさんが「オートパイロット」機能を
利用されはじめた。ふわふわと時々車線を逸脱し始める。
大渋滞していただけに、セルシオとかに当ててしまったりしないかと
ヒヤヒヤした。

この山行は自分自身にとっては、２年ぶり？本当に久々の山登りだった。
久々だけに準備が至らないところがあって、わかんの閉め方をすっかり覚えて
いなくて改めて教えてもらったりとか、もってく水の量が不足してしまって、
歩きながら雪を食べたり、とかもしていたが（低レベルな話ですいません）、
それでも「山って楽しいなあ」と本当に感じることが出来た山行だった。
静かな木々の中、光の中を、雪を踏んで歩くのはとても心地よかった！