▲報告：中村
伊勢沢は'97年に増田さん、さっちゃん達が行った時に行けなかったので
その時から行きたい沢だった。
心配していた天気も晴れ、木漏れ日の中の遡行となる。
F1 2段の滝。２段目にザイルを使う。シャワー・クライミング。
小森さん、苦戦。
泳ぎたくなるような釜があるが、それほど暑くない。
暑けりゃ、泳いじゃうんだけどな。
F2 15m。ザイル使用。中村がリードする。途中でハーケンを打った。
意外と厳しい。
F3。 手前からF4大滝50mがチラリと見える。ザイル使用。原岡さんリード。
シャワー・クライミング。それほど難しくない。
F4 大滝 50m。でかい！大迫力！
大滝の下で休憩、昼食。
１段登ってから、本格的に登攀開始。（鈴子、小森）（中村、原岡）のペアでザ
イルを結ぶ。
先ず、中村リード。リッジ沿いに行く。スタンスが草に隠れて捜し辛い。
もっと易しいのかと思って気軽に行ったのだが、意外と難しい。
下部はスタンス、ホールド共に有るのだが、以外と細かい。
足がプルプル震えてくる。ビレイ・ポイントを見つけるとホッとする。
呼吸を整えて、次のルートへチャレンジだ。
上部で水流側へ寄る。すごくヌメっている。かなりの高度感。
恐え〜。
何とか突破できた。フゥ〜・・。
この後は支流が出てくる度にどっちか選択する。
ナメ滝が出てきたり、楽しめる。
直接、姫次に出る積りだったが、少し南にずれた。
最後はリッジ状を登った。
覚悟はしていたが結構、長い沢だった。
大滝を含めて、かなり楽しい沢だ。
鈴子さんがいなかったら、大滝巻いていたかも。
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▲報告：原岡
予定通りの6時30藤沢発だったものの思いの外 時間を食い
神ノ川ヒュッテ先ゲート着が30分遅れの8時半着。
現地集合の鈴子さんの姿が見えず..内心・・ホッ。
道を間違えたらしく、その5分後到着という絶妙な集合だった。
朝飯をほおばりながら支度を済ませ出発。
心配した天気が嘘のように陽が差し 早々と汗ばむ。
曲橋を過ぎたあたりで林道から神ノ川に降り渡渉、
登攀具をつけ伊勢沢に踏入る（9:45）。
F1(3m) F2(12m) 中村さんリードで通過
途中いくつも「泳ぎたい気分（中村）」という箇所多数。
同じ想いで、ヘツリ遠慮とばかりにわざわざ深みをバシャバシャ・・。
F3(15m) 綺麗で易しい二段 リードさせてもらう。
二段目に足をかけると正面にF4(40m)下部が望め「お〜〜」と思いながら
ビレイ点を探す（残置あり）。
F4下（12:05）で、昼食
情報によれば、「途中黒いところを右にトラバースし水流に寄る」という
それらしき箇所に残置シュリンゲが見える。
中村さん先にリードで登る。（私ビレイ）
結構苦戦してる模様、岩は脆いようで手がかりもなさそう。
ふとビレイ点のハーケンを見ると・・なんか怪しい。
とても効いてるとは思えない..、
思わず「落ちないで中村さん・・たぶん止まらない・・」と
願いながらハーケン増打ち。でもそれ以上入らず..。
続いて鈴子さんリード。
やっぱり同じ箇所で手がかりに苦労してたが後はすんなり気味。
続いて私、そして小森さん。
残置の手前草付、浮きが多く手がかり探すのに一苦労。
左の草の中にようやくしっかりしたのを見つけた途端
右足の石が崩れ落ちバランスを崩す。
小森さんのメット直撃だったらしい・・。
水流寄りにトラバース、滑った露岩。
ここでしばらく右か左か悩む。
左は手があるが右は階段状だが指はなさそう。
"右へ行く黒いところ"ってココかぁ・・と理解し右へ
指先がかかるホールドはあったものの滑ってるので気分悪くヒヤヒヤ。
こりゃ気持ちを切り替えなきゃ登れないと気合いを入れ直し抜ける。
ビレイ点に着くなり「おっかなかった〜」と本音を漏らす。
続く小森さんには、ここはまだ厳しすぎる。
沢２度目の新人に・・なんてスパルタ山岳会（笑）
と思いながら待つが えらく早く登ってきたのにビックリ。
でも結構滅入ってる様子。
F4以降というもの 精魂尽き果てて半ば放心状態といった感じだった。
これで 沢嫌いにならなきゃいいけど・・というのが気がかり。
その後ルートに不安もありながら終了、尾根へ
途端にふくらはぎにくる。水音が消えるとともに息も苦しくなる。
これもマイナスイオンの効果なのか・・
あの先で、、鶴田真由が「がんばって」なんて言ってたら
もっと頑張れるのに・・なんて考えたりもした..。（笑）
ゲート着 17:00
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