2005年04月　屋久島／宮之浦岳

●4/29 鹿児島港から高速船で屋久島に向かう。屋久島行きでもフェリーと高速船
の埠頭が違うので迷った。港からは桜島が大きく見える。
錦江湾を進み、薩摩半島の先端に開聞岳を見送る。
屋久島では宮之浦の民宿に泊まった。食料買出しは近くのスーパーに行った。
コンビニは無し。

●4/30 
宮之浦 5:01発のバスに乗り荒川登山口に向かう。5月連休は登山者の混雑する時だ。
安房でバスは満員となり臨時バスが増発された。

荒川登山口からはトロッコ列車のレール上を歩く。平坦な道だ。
登山者の行列が延々繋がっている。まるで遠足登山状態。
ガイドが案内している事があり、名のある杉の説明を横で聞いてみる。
トロッコ道を外れて樹林帯に入ったら（用足し）蛭が足元に付いてきた。

トロッコ道にいい加減飽きてきた頃、登山道に入る。
ウィルソン株がある。中が空洞になっていて人が何人も入れる。
木材は腐ってボロボロ。

さらに登る。ヒメシャラの大木が多い。展望無し。森の中を登る。
ほとんど木道。人が多く、数珠繋ぎ状態、遠足登山状態。

大王杉から少し登るを縄文杉に着く。人が多い・・
縄文杉の幹は表面がツルツルに見える。幹が太く、葉っぱが少ない。
何千年も生きているとは何ともすごい。

ここから先は人がいなくなる。皆、縄文杉目当ての日帰りだった様だ。
旧高塚小屋で休憩。中が2階になっており宿泊可能。小屋近辺に水場が無い。
石楠花が多い。

天気が良ければ展望があるハズだが、ガス、雨で何も見えない。
雨の中、新高塚小屋に着く。
テントは持っているが雨の中、張るのは嫌だったので小屋に泊まる。
まだ、小屋の中の人は少なく場所は選び放題だった。
その後、どんどん人が入ってきて廊下の所まで寝ている人がいた。
ツアー客、女性が割りと多かった。

●5/1
朝、雨は止んでいたが、直ぐに降り出した。
樹林帯を歩いていく。
稜線上に出てもガスで視界無し。
天気が良ければ、宮之浦岳、永田岳が見えるハズなんだけどな〜。
宮之浦岳の手前で永田岳へ分岐する。ここから永田岳往復。
地面が砂の様で、道が侵食されてえぐれている。
所により崩壊している。
道が笹に覆われている箇所がある。
永田岳直下は急登で、視界不良の為、ルートが分かり難かった。
どこを歩いているのか分からん状態。
しかも強風。歩いていて、よろめく程。

宮之浦岳山頂も視界無し・・・残念。
岩っぽい山頂。

投石平の辺りで道に迷った。踏跡があったのでOKかな？と思ったが違っていた。
花之江河は綺麗な湿原になっている。

淀川は大雨で濁流になっていた。
淀川泊。それほど混雑していない。
小屋近くの水場は濁ってしまっている。
小屋の窓からコッフェルを出して雨水を汲んだ。

●5/2
計画では淀川から尾ノ間へ行く事になっていたが、途中に鯛之川の渡渉があるので
ルートを変更した。連日の大雨で鯛之川の渡渉は厳しいのではないか？
といってもどの様な渡渉なのか不明。

淀川登山口で会った３人パーティーは鯛之川を渡渉して尾ノ間へ行くとの事。
私は淀川登山口から車道を歩き、屋久杉ランドからバスで安房へ行った。

当日、尾ノ間温泉の帰りにその３人パーティーと偶然会った。
鯛之川の渡渉は腰まで水流に浸かり、幅5m程を渡ったそうだ。急流の幅は1m程。
自分一人なら、その渡渉は行かないな。
やっぱり渡渉止めて、別ルートにして良かった。