2009年5月　奥秩父／一ノ瀬川流域・大常木谷

●5/23 
丸石集合で、中央道勝沼IC経由で現地へ、一ノ瀬林道は通行止めでゲートが閉められ
ていた。

林道入口の僅かに下の駐車スペースに車をとめた。車で入れないのがかなり残念。

一ノ瀬林道に入ってみるとすぐに崩落地があり、岩盤ごと落ちてしまっていてかなり
大規模なものだった。

落ちている一枚岩（5mくらい）をトラバースし先に進む、下は切れているので落ちる
とまずそう。

一ノ瀬林道を下降点をさがしながら歩き20分くらい歩いたところの駐車スペースから
おりる。

目印はカーブミラーとL字型の車止め（コンクリ）、よく踏まれているようで明瞭で
あり尾根上を下降する。

一ノ瀬川におり、上流側を偵察し、下流に向かう、20分くらい下降して大常木谷出合
いとなる。

入口は穏やかな流れで普通に進む。しばらくすると五間の滝がでてくる。

釜が大きく深く、８mでもすごく迫力がある。釜をヘつって近づくと簡単そうなので
登ってみる。（巻けないので登るしかないのだが）

支点はないが、釜に引き込まれると嫌なので水流右側をザイルを付けて登る。普通に
登れ上でハーケン２枚に古いシュリンゲがかかっていて

それを使ってビレイする。抜けたハーケンが一枚ついているのが気になったが、問題
無く全員通過。

しばらく進み、なんかヤバそうな臭いがしてきたところで千苦ノ滝が登場。前回来た
時、落ちたらやばそうなところにトラロープがあったのだが…

滝の右側を上がるのだがここですでに落ちたらまずい、その先木の根をつかんで上に
あがりトラバース。間違って上がりすぎてしまい降りるのがさらに怖い。

滝横のルンぜ上に今回もトラロープあり、足場はしっかりしていて難しくはないのだ
がとても怖い、と思いながらも普通に通過する。

ヤマメ淵は腰までつかって、倒木に乗り通過。早川淵も同じように通過。難しいとこ
ろはなくどんどん進む。

不動の滝は下の滝を水流右側をのぼり、上の8m（ここも大きな釜がある）は右岸の枝
沢みたいなところを登って巻き、懸垂下降で降りる。下降点の木に残地ロープ有り。

核心部が終了し、歩きやすそうなところ進み午前中に会所小屋跡に到着。会所小屋跡
は石垣で作られた台地で快適なテン場、一休みし、次の日のため大常木林道を偵察し
た。

大常木谷下流に向け谷のけっこう上をトラバースするような感じ。

道は落ち葉で隠れていてあまり明瞭ではない。ミッチェルもなし、踏み跡らしきとこ
ろが少し平らになっていて道のようになっている。少しすすむとはっきりしてくる。

テント、タープを設営し、薪を集めて宴会、夕食（カレー）を食べ就寝。夜に少し
雨。


●5/24 
起床し、少し雨が降っているのでタープの下で焚き火し、朝食を食べる。昨夜のカ
レー入りのカレーうどん。

食事を終え、撤収が終了したところで強雨になる。今日は下山するだけなので特に気
にならない。

雨の中、大常木林道を進む、時々小規模な崩落個所がある。雨で緩んでいて歩きにく
いが踏み跡を忠実に辿れれば特に問題無い。

尾根をのこっしたあとから道は明瞭になり、竜バミ谷をこえた（と思われる）あと道
はよくなる。途中分岐があり下に向かう道をすすむ。

基本的にトラバースで、ところどころ工事の入った跡があり、正味3時間くらいで二
ノ瀬に到着。そのまま一ノ瀬林道を下り、往きにとおった崩落地を通過、クライムダ
ウンになるので少しいやらしい。
無事駐車スペースに着き装備をまとめて青梅街道を丹波の方に行ったところにある
“のめこい湯”にはいって、往きと同じルートで丸石へ戻った。