2009年12月　八ヶ岳／ジョウゴ沢→硫黄岳

12/26
 　橋本7:30===諏訪南IC===9:30美濃戸赤岳山荘10:20---12:10赤岳鉱泉
 　テント設営　　裏同心ルンゼＦ１にてアイスクライミング
 　赤岳鉱泉キャンプ場にて幕営

12/27
 　　気温　朝−10度　
 　赤岳鉱泉07:10----7:18ジョウゴ沢Ｆ１---7:22Ｆ２---8:15乙女の滝
 ---8:40大滝---10:40稜線---11:00硫黄岳11:10---12:10赤岳鉱泉(テント撤収）
 13:10---14:00美濃戸（赤岳山荘）===もみの湯===諏訪南IC===18:40橋本
 

　美濃戸、赤岳山荘に車を停め赤岳鉱泉へ向かう。例年と比べ雪が少ない。
 　赤岳鉱泉でテントを設営し、裏同心ルンゼＦ１にて遊ぶ。テン場にはアイス
 　らしきパーティが大勢いたが我々３人のほかは２人組だけであった。
 　夕方、赤岳鉱泉にて生ビールで乾杯をする予定であったが、冬季の生ビール
 　は止めてしまったとのこと。残念！

 　翌日、朝７時に出発しジョウゴ沢に入る。Ｆ１は素通りしＦ２へ。氷結状態は
 　いまいちである。かろうじて登れるラインを見つけ安田さんリードで登攀開始。
 　登攀ラインのすぐ横の氷は薄く（数センチ）中から水流の音がする。
 　続いてＦ３、一昨年正月に来た時は雪で埋まっていたが、今年は２ｍ程の氷瀑
 　が現れていた。ここはノーザイルで通過。Ｆ３を過ぎると２俣になっており
 　トレースは右俣へ続いている。我々の行く乙女の滝、大滝のある左俣はトレー
 　スが無い。というか辛うじて残っているが降雪の為埋まっている。
 　我々の他にパーティもおらず静かなジョウゴ沢である。
 　右俣を進んで行くと前方に乙女の滝が見えてきた。ここはパスをして大滝方面
 　へ向かう。
 　大滝も氷結状態がいまいちで滝右側部分は細いツララで登れない。左側から取
 　付き真ん中へトラバース気味に抜ける。
 　大滝を抜けると、硫黄岳の稜線が黒い大きな壁となって現れる。ここまでくれ
 　ばあともう少しだ。
     壁が切れた右側の鞍部から稜線にあがる緩やかな雪稜ルートか、アルパイン
　　らしく更に右の傾斜がある雪稜と岩のミックスを登るか意見が分かれたが、
　　岩の直下まで傾斜がある雪稜を登り、帰りの時間を考慮して今回は鞍部へトラ
　　バースして稜線にあがった。
　　硫黄から岩の全景が見え把握できたので、次回来るときはミックス登攀で稜線
　　にあがることにしたい。
　　天気も抜けるような青空で赤岳阿弥陀岳が綺麗だ。
 　　稜線からは、一般道から硫黄岳へ。南アルプスから北アルプス、雨飾山、
　　浅間山までの大パノラマが広がっていた。
 　　硫黄岳から赤岳鉱泉までの下る途中、今日のルートを眺めてみたが、ジョウゴ
 　　沢を詰める場合はＦ３から右俣、乙女の滝を登ってそのまま稜線までのルート
 　　も考えられるがやはり大滝から詰めるのが一番面白いのではないかと思われる。

 以上