2010年6月　三つ峠

報告：岩組・毛利、ボッカ組・中村
山域／ルート	山梨県／三つ峠
目的・方法	岩
期日	2010年6月6日(日)
参加者	岩組：竹沢、松田、藤田、毛利ボッカ組：中村、高地　（６名）
行程	4:00丸石駐車場-７：00三つ峠岩場
天候	晴れ
報告	岩組：山を始めて2年半。縦走路にある岩場を安全に通過出来るようにと、クライミングジムに通い始めて半年、山岳会に入って一ヶ月。そして、ついにマルチピッチに挑戦！集合時間朝4時にも関わらず、2時頃まで道具のチェックとロープワークの復習をしていた。実はこの日の為に、一週間前に、鈴子さん・竹沢さんに弁天岩で特訓？を受けていたのだ。ほとんど寝ずに集合場所へ、今日の岩組（竹沢、松田、藤田、毛利）が揃って一路三つ峠へ。麓の駐車場に6時頃着。岩場へは1時間ほど山道を登って行く。霧（雲かな）が掛かっていて、その切れ間からチラチラっと岩場が見えてくる。おぉ～広いし、高い～！ハーネス・ヘルメットを着用し、ヌンチャク・カラビナ・スリングなどチェック。軽くストレッチや岩を掴んで、ウォーミングアップも完了。今日は、藤田・松田組、竹沢・毛利組、と２パーティーに分かれて登る事になった。初心者である私の為に、まず右フェイスの一般ルート(Ⅲ＋)のルートで第一バンドへ。 Ⅲ級でもホールド・スタンスとも迷いながら、力が入る場所を探しながら登った。第一バンドからは、クーロワール（Ｖ）へ。竹沢さんがリードでグイグイ登っていく、フォローで私も後から登るが、さすがV級、甘くない。。。ホールド・スタンスを探すのに一手一手時間が掛かる。特にスタンスは、ここで大丈夫かなぁと思うぐらい小さい場所しかない。リードで登っていて、ここでスリップしたら。。。と想像しながら、フォローのトップロープ状態で、何とかテンション掛けずに第三バンドまで登りきった！そこから岩場てっぺんの天狗の踊り場までは、Ⅰ～Ⅲ級の優しいルートを選択。最初ですぐに大きな岩を巻くルートなので、見えないトップをビレイする事になる、ロープが引かれる具合を探りながら、繰り出す必要があるのだ。。難しい。天狗の踊り場へ登りきった時に、ちょうど対面に雲の切れ間から富士山が～！まだ薄く霧に覆われた岩場から、富士山が雲の上に見える光景。それもちょうど登りきったタイミングなんて。。。もう感動～～！神様ありがとう。そのてっぺんから、紅葉おろし(5.8-30m)を懸垂で降りて登り返そうという事になった。取り付きまで降りて、ルートを見て唖然。。細かすぎる。パッと見どこにも凹凸なし。言わばザラザラした垂直の岩だ。紅葉おろしの"おろし"の意味がここで分かった。下手すると自分がおろされちゃうんだ。確かにおろされるときっと赤いだろう。。。（※ちなみに隣に大根おろしというルートがあった）中央までは傾斜も緩いので何とか登ったが、そこからの垂直。。。無理。隣のⅢ級のクラックへ逃避。今の私にはⅢ級がギリです。懸垂2ピッチで麓まで降りて、一休み。いや～ホッとする。休憩後は、観音ルート(V）登る事になった。休憩中に、竹沢さんとルートを物色。ここを登ってみない？と提案されたのが観音ルートだった。V級だったので難しいなぁっと思いながらルートを眺めていて、心の中に何か感じるものがあった。『カッコいい！』　『登ってみたい！』そう感じたのだ！見れば見るほどカッコいい。よく雑誌等で有名なクライマーが、ラインがカッコいいんですよぉ等と書かれているのを読んで意味が分からなかったが、ここで難易度の違いこそあれ、同じ事を感じたのかな。。実際に登ってみると（もちろんフォロー）、V級甘くない。最後の箇所がどうしても抜けられない、ヌンチャクを掴んで何とか抜けたが、回収する余裕がなく、偶然懸垂で降りてきた女の子に取ってもらうという情け無い事に。。。小さなテラスで竹沢さんと合流。そこから上のクラックを竹沢さんだけ登った。クラック、当然NP。とても真似出来ない。。そこから懸垂、先に竹沢さんが降りている時、上で待っているといきなり横から来たパーティーに話し掛けられビックリ。そこで足元にあった石を蹴ってしまったのだ。当然真下を降りてる竹沢さんの方へ、”ラーック！！”と叫んだ。気付いた竹沢さんはヒョイと避けて、何もなかった様にそのまま降りて行った。。。よくある事なのかなぁ。。？こちらは冷汗で一杯。とにかく気を付けないと。そこから、少しでも外岩に慣れようとⅢ級を2回登って、14時頃撤収。緊張したが、何かと感動の多いマルチピッチデビューだった。
報告	ボッカ組：高地、中村は三つ峠駅側（三つ峠グリーンセンター）からボッカした。車はかなり上（ダルマ石付近）まで入れる。岩場で竹沢、松田、藤田、毛利（４名）と合流した。

2010年6月 三つ峠

2010年6月　三つ峠