2010年10月　丹沢／中川川水系鬼石沢

報告：高地
地域／ルート	丹沢／中川川水系鬼石沢
目的・方法	沢
期日	2010年10月2日(土)
参加者	高地L、竹沢SL、芹沢、峯尾、木田、板倉（お試し）、永井（お試し）　（７名）
行程	7：40　丸石駐車場発 9：20　大滝林道入口駐車スペース 10：20　一軒家避難小屋（遡行開始） 12：00　 F3上 14：20　稜線（遡行終了） 16：50　大滝林道入口駐車スペース
天候	晴時々曇
報告	今回、お試し2人と新人1人で鬼石沢に行ってきました。いつも先輩方と一緒に行っているので、あまり気にせず登っていましたが、今回はいろいろ反省する点、学ぶべき点が多かったです。丸石駐車場で集合し、出発。丹沢湖のダムの下流は濁っていた。先月の集中豪雨から時間が経過しており、関連はわからない。大滝林道を少し入ったゲート先駐車スペースに車を止め装備を整える。登山道をすすみ、一軒家避難小屋少し手前で読図を行い、現在地を確認。一軒家避難小屋で沢装備になる。板倉さんのシュリンゲは見た目は新しそうだが20年ものであり、その場で使用をやめてもらい、自分のシュリンゲ及びギアを使ってもらう。わかっていたらハーネスも変えていた。永井さんにはこちらで用意したギア類を使ってもらう。入渓し、最初の滝F2は念のためリード（Ⅲ－）上で立木を支点にし、ビレイ。末端確保。すぐ上のF3は水が多く、前回来た時の様に、左から上がって右に抜けるのは無理そう。右壁を登れるか近づいてみたが滝の飛沫が痛いくらいで、右の枝沢を少し上がり巻く。巻きは竹沢さんがリード。岩混じりの樹林を直上し、フィックスし、後続はタイブロック使用。自分はセカンドであがり、竹沢さんの方にトラバースし、立木でザイルをセット。ローワ―ダウンで沢床に降りる。木田さん、板倉さんがローワ―ダウンで下降し、永井さんが下降中にラク（頭程度）あり。下にいた木田さん、板倉さんのすぐ近くに落ちる。木田さん、板倉さんを安全なところに移動させ、懸垂、ゴボウで上の2人が降りてくる。全員が沢床に降りたのが12：00になってしまい、巻きと下降に多くの時間を費やした。この先、もう大きな滝はないのとお昼なのでF3から少し先の堰堤上で昼食にした。水風船のようなものに囲まれた広い平地で日当たりがよいが人臭い。その先はナメと小滝がつづく、大雨の影響なのか前に来た時より、砂の部分が多いような気がする。白い花崗岩がきれいで、緩やかなながれにほっとするところだ。時おり現われる小滝をザイル1回、シュリンゲでの確保数回でお試し2人に登ってもらい。どんどん進む、部分的にⅢ＋くらいのところは数回でてくる。途中後ろから来た2人組みと同じくらいのペースですすむ、かなり上まで水があり、水涸れ10分くらいで稜線について、沢装備をしまう。畦ヶ丸にいくかどうかは迷ったが、本来下山してても良い時間なのであきらめて下山する。ゆっくりと登山道をくだり、大滝峠下と、一軒家避難小屋で1 本をとり、駐車スペースまで10分くらいのところで永井さんが足をひねったため、少し休憩。歩けそうなため自力で駐車スペースまで歩いてもらう。駐車スペースで軽くミーティングし、下山した。帰り途中で酒屋により氷買って、永井さんには車中でアイシングしてもらいながら帰宅した。幸い大事ないようだった。お試し二人については板倉さん：安定して登れていたと思う、体力もありです。　　　　　装備を更新した方がよい。化学繊維は経時劣化するため致命的になりかねない。。今後、一緒に山行に行くメンバーはちゃんと見てあげてください永井さん：最初は歩くのが遅かったが、勘をつかんだらしく最後の方はかなり速くなっていた。　　　　　クライミング、ルートファインディングのセンスがあります。今後、一緒に山行に行くメンバーはいろいろと山の知識と技術を教えてあげてください。今回の反省点・＋2時間で余裕をもったリードタイムのつもりだったが結局さらに2時間遅れだった。計画が甘く、ピークも踏めず、読図の時間も十分につくってあげられなかった。出発時間を早めた方がよい。・F3下降時のラクで新人とお試しを安全な場所に移動させていなかった。（猛省）　常に下降者と斜面をみて落石からすぐ逃げるのは、バリーエーションをやっている人だけ。　ラク！（大）の声に機敏に反応はできない。（奥穂での登山者もそうだった）今後はちゃんと教えないといけない。　あたっていたら間違いなく、よくて骨折だった。学生時代に先輩に常に上流や斜面をみろといわれていたのを痛感した。・小滝が多く10mザイルを持っていた方がよかった。前回は、ザイルは1回しか出さなかった　ため印象が薄く、小滝の存在をほとんど忘れていた。・永井さんは下山路で足を何度かひねっていたそうだ。自分は先頭で気がつかなかった。　山の事故は下りで多く、そのことを考え、ゆっくりペースにして、頻繁にうしろをふりかえっていたが、わからなかった。おまけに救急箱を車に忘れてしまい、テーピングができなかった。（講習でおぼえてきた）シグマは初めての人にとって足首への負担が大きい。今後、お試しの人をつれて行く方はこの点を留意した方がよい。いろいろと問題あったが、次回につなげようと思う。今回の様に新人、お試しが多い場合は複数の会員で1人をみることができない。あらかじめ会員の担当を決めておいた方がよい。それと本人の安全のため自分はもっと厳しくものを言った方がよいのかもしれない。

2010年10月 丹沢／中川川水系鬼石沢

2010年10月　丹沢／中川川水系鬼石沢